Season 2026 ・ Twist Run 理論の柱
Twist Run ・ 捻り走り

11秒7の凡人を、10秒59へ。

学生時代は11秒7。8年のブランクを経て26歳で復帰、当時は12秒7。29歳で独自走法「捻り走り」を導入すると、わずか3ヶ月で11秒48、そして10秒97へ。35歳で自己ベスト10.59を更新し、現在36歳。ケンちゃんの記録を変えた走り方を、理論から解説する。

What is it捻り走りとは

主役は、でんでん太鼓理論

多くのランナーは体幹を固め、手足をピストンのように前後させて走る。捻り走りは真逆——脊柱と骨盤の回旋で全身を連動させ、手足を「振らせる」。力むほど遅くなる常識を、回旋がひっくり返す。

従来走法

体幹を固め、手足をピストンのように動かす。力で前へ運ぶ。

捻り走り

脊柱・骨盤の回旋で全身を連動させる。捻りが手足を放り出す。

Principles4つの原理

捻りが、走りに変わるまで。

01

でんでん太鼓理論

軸を捻れば、手足は勝手に前へ出る。

軸(骨盤・背骨)を捻ると、手足が遠心力と反射で勝手に前へ放り出される。でんでん太鼓の玉が、胴の回転で自然に振られるのと同じ原理。力で手足を動かすのではなく、体幹の回旋が全身を連れていく。

でんでん太鼓理論 の図解
02

腕の回旋

腕は「8の字」に振る。

前は内旋(手のひらを45度、顔の向きへ)、後ろは外旋(手のひらを後ろへ)。ただ前後に振るのではなく、内旋と外旋を切り替えながら「8の字」を描くことで、上半身の回旋が生まれ下半身へと連動していく。

腕の回旋 の図解
03

脚の回旋と大腰筋

離地の内旋で、大腰筋の伸張反射を使う。

離地の瞬間の内旋で大腰筋が引き伸ばされ、その伸張反射で脚が爆発的に前へ戻る。腿上げは外旋で行い、骨盤と干渉させずスムーズに引き上げる。捻りが「バネ」を仕込み、反射が「推進」を生む。

脚の回旋と大腰筋 の図解
04

胴体の“波打つ”動き

ブレに見えて、実は「伝達」。

上半身のブレに見える動きは、骨盤で生まれたエネルギーが背骨を伝って波打つ「伝達」の結果。無駄な揺れではなく、回旋の力を末端まで運ぶための必然。捻り走りでは、この波こそがスピードの正体になる。

胴体の“波打つ”動き の図解
How to learnどうやって身につけたか

感覚を、動きへ落とす。

01

可動域と「分離」

まずは部位を分けて動かす感覚を養う。骨盤を固定して胸椎だけを回旋/両膝立ちでの回旋/肩甲骨のダイナミックストレッチ。「捻れる体」をつくるところから。

02

走りに落とすドリル

Aスキップ/カリオカ/Bスキップ。骨盤の旋回を利用しながら、捻りの連動を実際の走りへ翻訳していく。感覚を動きに変える段階。

03

練習器具で反復

ツイストボード/辻村棒(ゴルフ練習器具)/GDスティック/ゴムバンド。回旋の感覚を器具でくり返し、体に染み込ませる。

理論を、動画で。

文章で掴んだ捻りの原理は、実際の動きで見るとさらに腑に落ちる。ケンちゃん本人の解説動画へ。

TECHNIQUE

なるべく早めに習得して欲しい走りの技術!足の根本から動かす方法【陸上】

※理論・数値・図解は本人がYouTube等で公開している発信をもとにした、ファンによる解説です。