でんでん太鼓理論
軸を捻れば、手足は勝手に前へ出る。
軸(骨盤・背骨)を捻ると、手足が遠心力と反射で勝手に前へ放り出される。でんでん太鼓の玉が、胴の回転で自然に振られるのと同じ原理。力で手足を動かすのではなく、体幹の回旋が全身を連れていく。
学生時代は11秒7。8年のブランクを経て26歳で復帰、当時は12秒7。29歳で独自走法「捻り走り」を導入すると、わずか3ヶ月で11秒48、そして10秒97へ。35歳で自己ベスト10.59を更新し、現在36歳。ケンちゃんの記録を変えた走り方を、理論から解説する。
多くのランナーは体幹を固め、手足をピストンのように前後させて走る。捻り走りは真逆——脊柱と骨盤の回旋で全身を連動させ、手足を「振らせる」。力むほど遅くなる常識を、回旋がひっくり返す。
体幹を固め、手足をピストンのように動かす。力で前へ運ぶ。
脊柱・骨盤の回旋で全身を連動させる。捻りが手足を放り出す。
軸を捻れば、手足は勝手に前へ出る。
軸(骨盤・背骨)を捻ると、手足が遠心力と反射で勝手に前へ放り出される。でんでん太鼓の玉が、胴の回転で自然に振られるのと同じ原理。力で手足を動かすのではなく、体幹の回旋が全身を連れていく。
腕は「8の字」に振る。
前は内旋(手のひらを45度、顔の向きへ)、後ろは外旋(手のひらを後ろへ)。ただ前後に振るのではなく、内旋と外旋を切り替えながら「8の字」を描くことで、上半身の回旋が生まれ下半身へと連動していく。
離地の内旋で、大腰筋の伸張反射を使う。
離地の瞬間の内旋で大腰筋が引き伸ばされ、その伸張反射で脚が爆発的に前へ戻る。腿上げは外旋で行い、骨盤と干渉させずスムーズに引き上げる。捻りが「バネ」を仕込み、反射が「推進」を生む。
ブレに見えて、実は「伝達」。
上半身のブレに見える動きは、骨盤で生まれたエネルギーが背骨を伝って波打つ「伝達」の結果。無駄な揺れではなく、回旋の力を末端まで運ぶための必然。捻り走りでは、この波こそがスピードの正体になる。
まずは部位を分けて動かす感覚を養う。骨盤を固定して胸椎だけを回旋/両膝立ちでの回旋/肩甲骨のダイナミックストレッチ。「捻れる体」をつくるところから。
Aスキップ/カリオカ/Bスキップ。骨盤の旋回を利用しながら、捻りの連動を実際の走りへ翻訳していく。感覚を動きに変える段階。
ツイストボード/辻村棒(ゴルフ練習器具)/GDスティック/ゴムバンド。回旋の感覚を器具でくり返し、体に染み込ませる。
文章で掴んだ捻りの原理は、実際の動きで見るとさらに腑に落ちる。ケンちゃん本人の解説動画へ。
※理論・数値・図解は本人がYouTube等で公開している発信をもとにした、ファンによる解説です。